初日

朝、前の学校で担任をしていたクラスメイトが山形先生がいなくて寂しがってると連絡があった。耳を疑う。

もう治った話だが、先週久しぶりに月曜日から金曜日まで仕事から帰宅して一人でひたすら寝た。それにもかかわらず寝ても寝ても眠たくて、仕事中眠すぎてしんどくてトイレで寝たこともあったな。睡魔といろんな雑音が頭で渦巻いて吐き気すら湧いていた。

一体アレはなんだったんだろう。

日曜日、本当に久しぶりにゆっくりできる時間が1日あった。結局ほとんど寝て終わってしまったけれど。

以前の恋人に話したくない時こそ話さなければいけないし、会いたくない時こそ合わなければいけないと言われてからほぼほぼ毎日電話をし、誰かと会っていた。

でも、ひとりの時間が必要でそれが私にとっての息抜きであると痛感した。心身ともに疲れていたみたいだ

きっと前の学校にいたら、そんな私を察して、元気ないな〜人としては軽いけど人間としては重いよな〜生理だろ〜って生徒は言うだろう。おきまりのセリフ。デリカシーがないな。でも小ちゃな親友のようだった。

そして迎えた今日。新しい学校での生徒との初日。私は今年、念願の3年生の担任。

色々とフリースタイルな学校で、あまり怒ったり、せかしたりしてはいけない。と言われていた。

自己紹介をし、そのあと、ロッカーに教科書をぶち込んでください〜と言った後のざわめき。やばい。前の学校の名残が。初っ端から優しい先生を演じていた仮面が剥がれた。

もういっそのこと、このままの私でぶつかってみようと思った。一か八かの勝負。意外と悪くなさそうだ。

やんちゃ上がりの生徒、内気な生徒、不思議な生徒、様々いる。学校しからずだけれども。

地に足をつけて生きていく武器を。

 

久しぶりに走りに行こう。風は強い。